母親の愛と爬虫類キライの戦い!子供のために奮闘するお母さんの物語

笑い

母親の愛は、自分自身を犠牲にしても、

子供たちを幸せにするために動く力である

母親は、自分の苦痛や辛さを隠し、

子供たちを支えるために自分自身を奮い立たせる

母親の愛は、どんな試練にも打ち勝つ力であり、

永遠に続くものである

ワシントン・アーヴィング

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母親の子供への愛は無限大

母親の愛は、時には自分自身を犠牲にする強さを持ちます

『それでもヘビ、カエルには勝てない!』

女性の皆様なら心底思うのではないでしょうか

今回は、爬虫類キライのお母さんが子供のために頑張る姿に迫ります

 

果たして、

彼女はどのような試練が待ち構えているのか

そして、自分自身を奮い立たせることができるのでしょうか?

ぜひ、その感動的な物語をお楽しみください

パワフルなお母さん

元気いっぱいの美和子(みわこ)は、いつも明るく笑顔を絶やさない

5歳になる一人息子の裕太郎(ゆうたろう)のために

朝早くからお弁当を作り、幼稚園に送り出す

その後は家事や仕事も真剣に決して怠ることなく過ごす

 

裕太郎と元気に一緒に遊び、笑顔で時間を過ごす姿はみんなが知っていた

彼女のパワフルな姿勢と、

母親としての愛情あふれる行動は、近所の人にも有名だった

 

そんな美和子にも一つだけ弱点があった

それはヘビとカエルが死ぬほど嫌いだった

生理的にムリなものはムリ

カエルにヘビ?

そんなものを見る機会なんてあるの?

そう思うかもしれません

しかし、裕太郎に見せる子供向け番組で見せつけられます

しかも普通の番組より見る機会がかなり多い

画面に映るカエルはとてもかわいいと理性は考える

 

それでも背中にゾワゾワ

二の腕には鳥肌

 

そんな時は、ついついリモコンに視線が行きます

理由は皆さんお分かりですね

 

裕太郎は無邪気に、カエルが泳ぐ様子に夢中だ

美和子はそっとリモコンから視線を外す

裕太郎のカエルとの楽しい時間を邪魔しないようにしようと決めた

美和子がみた公園の出来事

なぜ、美和子は爬虫類キライを裕太郎に隠すのだろうか

それには理由があった

 

美和子は、裕太郎をいつものように公園へ連れて行った

そこで、他の小さな子供がアリを見つけて観察していたのを目撃した

子供たちは興味津々に楽しそうにしている

その時、虫が苦手な母親が現れた

 

母親はアリを嫌がり、

子供たちに『汚いからやめなさい』と言いました

すると、楽しそうにしていた子供たちも、母親の態度に影響されて、

急にアリを嫌い、踏みつけ始めたのです

 

美和子は、この光景を見て、

自分自身の嫌いが裕太郎に伝わってしまうこと

それは陽太郎にとって絶対に良くない

 

裕太郎はまだ5歳

美和子の想いを『敏感』に感じ取っている

自分のキライを裕太郎に隠し通すことが、

裕太郎の興味と好奇心を守る

そう学んだのだ

動物園の一日、室内展示へ

美和子と裕太郎、父親の裕司(ゆうじ)の3人で動物園に向かった

4月は暖かい日が続いていたが、この日は小雨が時折ぱらつくあいにくの天気

動物園も少し肌寒かった

寒さのために室内の展示に行くことになった

行った先は

 

『爬虫類館』

 

美和子はガタガタと震える思いでした

裕太郎は楽しそうに爬虫類館の奥への向かっていく

 

美和子は裕司にまかせて、周りを見ないように後に続きます

生暖かい空気と重たい湿気、独特の臭いに体が緊張する

 

すると、裕太郎が建物の奥から、

何やら長い白っぽいビニールのようなものを持って

美和子の元に走って戻ってきた

美和子はそれが何なのかと目を凝らした

それは

 

『脱皮したヘビの皮だった』

 

美和子は恐怖に声も出せずにその場にへたり込んだ

 

裕太郎はそのヘビの皮を誇らしげに見せつける

美和子に見せたがっている

美和子は心の中で『どうしよう、どうしよう』とパニックを起こしていた

しかし、裕太郎の幸せそうな表情が勇気を奮い起させた

美和子はゆっくりと両手を差し出して、ヘビの皮を手に受け取る

裕太郎に向かって『すごいね、これはヘビが肌を脱ぐときに出来る皮なんだよ』と説明した

笑顔が引きつって、声が少し上ずってるのが自分でも分かった

すると、裕太郎はますます興奮し、美和子もまた裕太郎と一緒にヘビの皮を眺め続けた

 

その様子に裕司は

笑いをこらえるのに必死だった

 

美和子は自分の恐怖心を克服し、裕太郎と一緒に楽しい時間を過ごすことができた

彼女は、自分が抱く恐怖心を克服することで、

裕太郎にとって素晴らしい母親になれるということを学んだのである

 

でも

 

『裕司!あとで覚えてろよ!』

 

逆恨みでしょうか

親子が複雑なら、夫婦もまた複雑なようです

 

母親の愛は、自分自身を犠牲にしても、

子供たちを幸せにするために動く力である

母親は、自分の苦痛や辛さを隠し、

子供たちを支えるために自分自身を奮い立たせる

母親の愛は、どんな試練にも打ち勝つ力であり、

永遠に続くものである

ワシントン・アーヴィング

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

「このストーリーはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」

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