先入観を越えて映画作品を楽しむヒント~実写版『リトルマーメイド』の世界を心から満喫するために~

The Little Mermaid Twitterより 映画
The Little Mermaid Twitterより

新しい扉が開くためには、

古いドアを閉じなければならない

ジム・モリソン

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せっかくの感動を打ち消す先入観の罠

実写版『リトルマーメイド』がついに公開されました

元々、アニメ映画として人々に愛された『リトルマーメイド』は、

赤毛で表情豊かで天真爛漫な『アリエル』のイメージが深く刻まれていると思います

そのため、ハリー・ベイリーがアリエル役に選ばれたことは、多くの人々に衝撃を与えました

ただし、この衝撃は彼女が黒人であるという理由ではなく、

アニメのイメージとは異なることに起因していました

 

私自身も最初はその違いに驚きました

しかし、実写版『リトルマーメイド』のトレーラーで彼女が歌う『パート・オブ・ユア・ワールド』の一節を聴いたとき、彼女の歌声が持つ説得力に圧倒されました

これがきっかけとなり、私は実写版『リトルマーメイド』に深い興味を持ちました

そして、鑑賞後の感想はただ一言、

 

『感動間違いなしの素晴らしい映画』

 

しかし、ネット上の評判を見ると、酷評が非常に目立ちます

これにはとても残念な思いがします

実際には、素晴らしい作品なのに、それがうまく伝わっていないのかもしれません

ですから、皆さんがこの映画を楽しんでいただけるようなヒントを提供したいと思います

最後まで是非お付き合いください

みんなの『アリエル』

Jodi Benson – Part of Your World (Official Video From “The Little Mermaid”)

アニメ映画として人々に愛された『リトルマーメイド』

その強いイメージは打ち消すことは不可能です

 

多くの人々がアニメ版を観た時に抱いた思いや感動を再現することは、実写版にとって自然な期待です

しかし、実写版ではハリー・ベイリーが『アリエル』役に選ばれたことにより、

その期待は大きく裏切られることになりました

 

視覚的な要素は非常に強力です

天真爛漫で好奇心いっぱい、そしてエリックに恋する愛らしい『アリエル』

みんなが持つこのイメージを再現することは非常に困難です

先入観を手放すことで出会える新しい解釈

Paul Rubin “The Fly Guy” Disney’s The Little Mermaid Part Of Your World Shiki Theatre

作品を素直に楽しむためには、先入観を手放すことがとても大事です

それは作品自体に真正面から向き合うことにつながります

 

これはオペラやミュージカルの楽しみ方とも似ています

新作でない限り、元の作品からのインスピレーションに出演者や監督、演出家の思いや考えが必ず反映しています

先入観にとらわれず、自由な思考と感性を持ちながら作品を受け入れることで、作品を最大限に楽しむことができます

新たな視点をもらって、今観ている作品だけでなく、過去の作品への解釈も深まります

それが深い感動を得ることにつながります

 

また、作品の背後にあるストーリーを理解し、製作者の情熱やメッセージに共有する事もオススメです

実際、製作者たちは過去の『リトルマーメイド』を繰り返し反復し、深い理解を得ています

その理解を基にして新たな作品が生まれたのですから

肯定からの作品世界への旅

Halle – Part of Your World (From “The Little Mermaid”)

皆さんが『リトルマーメイド』への深い愛情を持っている事はとても理解できます

それゆえ、自分のイメージを壊す映像や演出を見ると作品世界から現実世界に引き戻されるのも分かります

そして同時に否定的な気持ちになってしまう

その後の鑑賞時間がネガティブな感情に支配されて、

せっかくの時間やお金を無駄にしたと思ってしまう事でしょう

 

それを避けるためのアイデアをお伝えします

それは、自分自身で積極的に作品を肯定して作品世界に没入するのです

作品を楽しむ過程で、自分自身の成長や洞察力の向上にも繋がります

作品から受け取ったメッセージやテーマに対して、

 

自分なりの解釈や考えを『肯定的に』深めてみてください

 

新たな価値観や切り口を発見し、作品をより深く理解することができるのです

作品を楽しむためには、先入観や期待を捨て、オープンな心で作品に触れることです

それによって、自分自身が作品の中に没頭することが出来ます

まとめ

アニメ版『リトルマーメイド』という作品は、美しい音楽や感動的なストーリーによって多くの人々を魅了してきました

実写版においても、その魅力は健在です

私たちは、先入観を超えて作品を楽しむことで、その魅力に触れ、心に深い感動を抱くことができるのです

 

また、作品を楽しむためには、自分自身の感性や趣味に素直に従うことも重要です

他の人の評価や意見に左右されることなく、自分自身が作品に共鳴する部分を見つけましょう

作品が与える感情や感動は個人によって異なるものであり、

その多様性こそが作品の魅力の一部です

 

最後に、実写版『リトルマーメイド』を楽しむためには、

オープンな心と柔軟な思考を持つことが大切です

作品に対して予め固定した期待や要求を持たずに、

作品自体が提示する世界やストーリーを受け入れる姿勢を持ちましょう

その中で新たな発見や驚きが待っています

 

実写版『リトルマーメイド』は、多くの人々に素晴らしい作品として楽しんでいただけるはずです

先入観やネット上の評判に左右されず、自分自身の感性と直感に従って作品に向き合ってみてください

きっと、新たな視点や感動が広がり、作品の魅力を存分に味わうことができるでしょう

 

私たちは、作品を通じて感情や思考を共有し、新たな世界を探求することができる特権を持っています

実写版『リトルマーメイド』の世界に身を委ね、その素晴らしさを共有しながら、

心豊かな作品体験をお楽しみください

新しい扉が開くためには、

古いドアを閉じなければならない

ジム・モリソン

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

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ネタバレ注意

注意

若干のネタバレを含みます

一切の先入観を持たないでご覧になりたい方はここでページを閉じて下さい

よろしくお願いします

 

 

 

ネットで拾い集めたこれが許せないを『肯定的に』とらえるヒント集

  1. アリエルが白人赤髪でない
    • アンデルセンの原作でも人魚姫の舞台は珊瑚が生い茂る海です。ですので、南の海の設定でカリブ海であるなら褐色ドレッドヘアのアリエルという解釈もアリ
  2. 姉妹の人種が全然違う
    • トリトンとアースラは姉弟。ですが、タコと人魚と種族が違う。これは人魚族は環境で姿を変える事が出来るのではないかと解釈。王宮を追われたアースラは地べたを這いずるしかなく、ヒレよりタコの足を選択した。同様にアリエルの姉妹たちはそれぞれ7つの海をそれぞれ管理している。それぞれの海に適応した結果姿が変わったのではないかと推察。カリブ海担当のアリエルが褐色ドレッドヘアも整合性が取れますね(;^_^A
  3. 『アンダーザシー』でアリエルがリプライしている
    • 地上へのあこがれいっぱいのアリエルが、『海の中が最高だ!』とセバスチャンが歌う『アンダーザシー』にアリエルもノリノリで歌で参加。地上も素敵だけど、海も大好きという両方の気持ちをアリエルが持っている流れにもつながる。アースラの提案を一度は否定した理由の伏線にもつながります。
  4. エリックが養子、母が黒人
    • 最後のエンディングでエリックとアリエルの結婚して航海に出かける事を肯定するにはリベラルな母親が必要。その前に人魚族への否定的な見解を母が示しているが、それがエンディングではなくなっている。つまり、映像にない場面、いわば行間で彼女の考えが変わったきっかけがあったのかもしれません。(この考え方は矛盾だらけのミュージカル解釈ではよくある脳内補完です)

今後も加筆予定です

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