陰陽五行説『木(もく)』の人ってどんな人?

鍼灸師とは

『木』は『陽』

大地の水と栄養を吸収

光ある天を目指して伸びる

そして大輪の花を咲かせる

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私は鍼灸師の家に生まれて、

10歳から鍼灸院で仕事の手伝いをしてきました

そして、はや40年以上が過ぎました

その間に多くの患者さん、

多くの鍼灸師の先生たちを見てきました

私の目線の中で『鍼灸師』とは何か?

いろいろと多くの発見や経験がありました

その『ヒトコト』をお伝えしたします

便利で身近な『東洋哲学』

皆さんは初対面の人に会うと緊張しますか

相手はどんな人だろう?

仲良く出来るかな?

相性は良いかな?

 

期待と不安が交錯しますよね

そんな時、その人を簡単にでも区別分類出来たら良いと思いませんか?

『東洋哲学』はそんな時にも役に立ちます

五行思想

先日は皆様に

『陰陽』はとても生活に身近なお話

『陰陽』を簡単に解説しました

 

今回は『五行思想』について楽しくお伝えします

五行思想 - Wikipedia
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より

世界を『観測』すると、いろいろと発見があります

これをすべて個別に分類したら、とてもじゃないですが、傾向を把握するのは無理です

『東洋哲学』はそれをとてもシンプルに分類しました

それが『五行思想』です

 

すべての物質、事象、変化、エネルギーなどを

『木』『火』『土』『金』『水』

という5つのカテゴリーに分けました

これを人の性格に当てはめて分類することももちろん可能です

『木(もく)』の性質

『木(もく)』

皆さん植物の木にどんなイメージをお持ちでしょうか?

大地に根を張って、天に向かって伸びる

そんなイメージでしょうか

 

はい、それで大正解です

それですべての解釈は終了です

ね、簡単ですよね

 

それと人の性質がつながらないんですけど!

そんな声が聞こえてきそうですね

では、人における『木』を説明します

『木』の人はどんな人

『木』は『陽』です

外に向かってエネルギーを出すタイプです

目の前の人に強く働きかける社交性があります

 

『木』は吸収をします

学んだり、経験したりすることがとても好きです

木が大きく育つためには水や栄養の吸収は不可欠です

 

『木』は光に向かいます

蓄積した『学びや経験』を生かすことが得意です

自分の目標(光)がはっきりすると大きな力を発揮します

 

『木』は花を咲かせます

絶え間ない蓄積と不断なる継続が出来れば、

大輪の花を咲かすことが出来ます

 

どうですか?

なんとなくあなたの周囲でイメージに合う方、

思いつきませんか?

『木』の人がエネルギーを発揮するには

『木』の人がその能力を存分に発揮するためには、

しっかりした吸収が不可欠です

水や栄養が絶たれた木は枯れるしかありません

『木』の人が、充実した人生を送るには

興味を持って学び、吸収することがとても大事です

 

その吸収と同じぐらい、向かうべき目標も大事です

せっかくためたエネルギーの行き先を失うと迷走します

それはあたかも、

光がない暗闇で伸びる『植物』です

細く伸びるのは光を探しているからです

そのもがく姿はとても苦しそうです

『気』の状態にも種類がある

『木』の人との交流するには、

どんな方法で良いでしょうか?

大事な事は、

お互いにストレスがなく、自然体でいられること

 

どちらかの『気(エネルギー)』が極端に強いなど、

そのペースに振り回されるのは、

あまり良い関係性ではないと、想像できると思います

 

相手の『気』の強弱を見極める事がとても大事ですよね

それを『虚実』(きょじつ)と言います

  • エネルギーが強まってる状態を『実(じつ)』
  • エネルギーが弱ってる状態を『虚(きょ)』

それぞれで向き合う最適なスタンスが違ってきます

強すぎる気の『木』の人との付き合い方

エネルギーが潤沢な『木』の人は自信に満ちて、とても前向きです

そして、みんなが自分と同じように、前向きあることが当たり前と思う傾向があります

あなたが同じぐらい前向きあるなら、

何の問題もありません

お互いに高めあって、天を目指して下さい

 

でも、少しトーンダウンしてもらった方が良い

そう感じる相手なら、二つのアプローチをお勧めします

  1. 水を絶つ
    • 強すぎた満ちたエネルギーを減らす
    • その水にほんの少し不安と心配の種を仕込みます
    • 内にため込んだ気が抜ければ冷静になります
  2. 斧で幹を絶つ
    • 光に向かって伸びる事だけに集中している
    • 足元が見えていないので、一貫性を持って持続的に正論を伝え続ける
    • 足元に意識が行くだけで冷静になります

弱ってる気の『木』の人との付き合い方

エネルギーが弱ってる『木』の人はどうでしょうか

あなたも弱ってウジウジの同じスタンスを取りますか?

それは絶対良くないですよね

やはり、お互いに元気が一番

 

弱った人にはまず栄養を与えてが普通です

ですが、『木』の人にはそれ以上に、

目標としての光がとても重要になります

 

人によっては光に向かうのすら困難な時もあるでしょう

そんな時は、

その人の存在自体が人のためになってる

そう思わせるだけで大きな変化が生じます

弱った『木』の人には3段階でのアプローチが良いです

  1. 立つべき大地をあたえる
    • その人の存在だけでも素晴らしいと伝え続ける
    • 自分がその人の存在で救われていると確信させる
  2. 光を指し示す
    • その人が情熱を注ぐべきものを見つけてあげる
    • 色々な選択肢を与えて、本人がやりたいことを選ばせる
  3. 水を与える
    • 行くべき方向性が決まると、そのための学びがはじまる
    • 本人が吸収できるだけの水を選んで用意してあげる
    • 良いサイクルが出来れば、自分から貪欲に吸収を始める

『木』の人は大輪の花を咲かせる

最後に、五行思想『木』が持つ特別な能力をお伝えします

それは、

『木』の生き方をまっとうすれば、

大きな目標のための大きな努力を惜しみません

結果は、皆さんのご想像通りです

『大輪の花を咲かせます』

『陰陽五行説』を身近に生かす

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

勘の良い方や、陰陽五行説を勉強した方は、

先の説明が『相生・相克』とお気づきでしょう

 

私たち鍼灸師は人と相対するときに、

こういったことを意識、無意識で行うクセがついています

もちろん、皆様でもちょっと勉強すれば、

ありとあらゆる場面で役に立ちます

ぜひ、身近なところで『東洋哲学』を感じて欲しいです

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

今後も自分が鍼灸に、

40年以上かかわって得た知見を

皆様にご報告できればと思っております

今後ともよろしくお願いします

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