雨の音と心の声と世界の広がり~閉ざされた心の扉を開く神秘の出来事~

子育て

私たちの周りには、不思議な驚きが溢れています

ただ、私たちがそれに気づくことができるかどうかが問われています

ラルフ・ワルド・エマーソン

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心を解き放つ冒険への扉

私たちは忙しさに追われた日常に縛られ、好奇心に身をゆだねるのをやめてしまったのでしょうか?

いつから私たちはルーチンや常識にとらわれ、自分自身の探求心を封印してしまったのでしょうか?

 

今朝は雨でした

私はそこでとても不思議な出会いをしました

マンションの中庭に傘をささずにたたずむ一人の少女

彼女との出会いは私の日常を一変させる出来事となり、

彼女が見ている世界には驚くべき秘密が隠されていることに気づかされました

 

私たちは自然や周囲の小さな出来事に意識を向け、

そこに秘められた美しさや不思議さを探求することで、

人生における喜びや感動を再発見することができるのです

あなたの日常には、まだ発見されていない不思議な出来事が潜んでいるかもしれません

 

このブログでは、私たちの心を解き放つ冒険への扉を開きたいと思います

あなたも日常に眠る不思議な出来事を見つめ直し、新たな世界への探求に出かけてみませんか?

驚きと感動があなたを待っています

一緒にこの旅に出発しましょう

現実世界からの脱出の予感

雨の朝

私は妻にコンビニでの買い物を頼まれました

正直、出かけるのも面倒なら、雨に濡れるのも嫌でした

そんな後ろ向きな気持ちで玄関の扉を開けてマンションの廊下に足を踏み出しました

すると、そこでとても不思議な光景が目に飛び込んできました

 

マンションの中庭には一人の少女が立っていました

彼女のパジャマ姿が雨に濡れながらも、その手には傘が握られていました

しかし、傘は開かれることなく地面に向けられている様子

 

好奇心が私を駆り立て、2階の廊下から彼女の様子を見つめました

彼女は無表情で、目の焦点も遠くを見つめているように見えました

 

私と彼女は目が合いました

2階から見る私に気づいたようです

目が合うと彼女は私に手を振ってきました

驚きながら顔を良く確認すると同じフロアの娘のお友達でした

私は1階に降りて彼女の元に向かいました

 

前に立つと、彼女はまた無表情のまま雨に打たれていました

雨音が奏でる異世界への誘い

私が目の前にいても傘をさすこともなく遠くを見ていました

何かが見ているのか?

それとも何も見ていないのか?

私にはまったくわかりません

 

気になって私は彼女に声をかけました

「どうしたの?」と問いかけると、

彼女は無表情なまま静かに答えました

 

「雨の音を聞いていたら、雨にあたりたくなったの。」

 

彼女の言葉には深い意味が込められているようでしたが、言葉だけでは理解できませんでした

私は彼女が見えている世界に興味を抱きました

彼女は全身で何かを感じようとしているのです

 

「何を感じるの?」と私はさらに尋ねました

 

「雨・・・」 

 

その口調からは、彼女が心ここにあらずであることが伝わってきました

 

「どんな世界が見えているの?」私はさらなる疑問を抱き問うと、

 

彼女は私の傘を指さしました

それが彼女の答えなのだと感じました

私は彼女の意図に応えるように、傘を閉じて雨に身を委ねました。

雨の神秘が紡ぐ現実と夢の狭間

雨が自分の顔や手の肌に冷たい波紋を広げます

髪や服は雨が当たっている感覚はあるものの、濡れている感覚はありません

雨がさまざまなものにぶつかる音が聞こえてきます

そして、中庭の木々や花々に優しくかかる雨はまるで人にとっての暖かい日の光のように感じました

音や光、感触が、自分の知る世界とはまるで違っていたのです

 

普通なら雨に濡れる事は不快です

でも、目の前の少女がそれを当たり前のように受け止めている姿を見ると、

その感情が出てくる事もありません

肌を叩く水がさらにその先の感覚を呼び覚まします

その結果が遠い目だったのでしょうか

 

「マーマー!」

 

唐突に彼女は母親に向けて2階のベランダに大きな声をかけました

その瞬間、私も夢から一気に引き戻されました

彼女の異世界の旅は突然に終わり、私も現実世界に引き戻されました

心の在り方を問い直す雨の煌めき

現実に引き戻され、私は彼女に別れを告げてコンビニへと向かいました

途中、傘を自身の体から離して雨を受けてみました

雨はいつものようにうっとうしくて不快そのものでした

 

あの時、なぜ、あのように感じたのか

きっとその瞬間にしか答えはないのでしょう

 

自分を取り巻く世界や自分の心の在り方、

それが自然や周囲の小さな出来事に意識を向け、

そこに秘められた美しさや不思議さを探求するのでしょうか

そしてそれが短い人生における喜びや感動を生み出すことにつながるのです

私たちの周りには、不思議な驚きが溢れています

ただ、私たちがそれに気づくことができるかどうかが問われています

ラルフ・ワルド・エマーソン

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

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「このストーリーはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」

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