東洋医学の『春』の考え方

鍼灸師とは

春は『木(もく)』の季節

大地を吸収し

天の気を受ける

『気』『血(けつ)』を持って

中心から抹消に全てをおくる

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本当の春がやってきた

桜の時期が終わりました

それを待つかのように、チューリップなどの花々が一斉に咲きだしました

まだ湿気もなく、本当に過ごしやすい最高の季節ですね

皆さんも気持ちがウキウキしてませんか?

 

『気持ちが大きく動く』

これも春は特に強い反応です

『東洋医学』の『春』の考え方の豆知識を皆さんにお伝えします

春の盛りを迎えて

春は一般的に3~5月と言いますよね

ですが、実際は冬から暖かさが入り始める節目が節分

一日の日照時間が最も長い夏至

まさに、4月中頃はその丁度真ん中となります

『春』の極みの時期です

さて、

『春』は東洋医学でどんな季節なのでしょうか?

『春』は『木(もく)』の属性

『春』は陰陽五行説では『木』に属します

以前に木のお話をこのブログでも紹介しました

陰陽五行説『木(もく)』の人ってどんな人?

 

春は、冬の間にじっと耐えていた『種』が芽吹き

青々とした葉を広げます

そして、

大地を吸収し、光を全身に受ける時期です

 

これは人間でも同じです

冬の寒さに耐えていた体が、

暖かい気候に合わせて変化する時です

もっと言ってしまえば、

変化しなければいけない時期なのです

 

変化はまずどこから始まるでしょうか?

それは、

体の前に気持ちである『こころ』から始まります

『木』と密接な『肝』とは

五行思想 - Wikipedia
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より

『肝』と言うと肝臓をイメージするかもしれませんが、

必ずしもそうではありません

 

あなたは心拍や体温などを自分の意志でコントロール出来ますか?

無理ですよね

『肝』は現代医学でいういわば、『自律神経』のようなものです

体全体が順調に機能するためのコントロールをする役目と考えています

 

つまり、臓器というよりは、『こころ』や『精神』のカテゴリーです

『春』は『肝』が1年の中で、

一番活発に働かなければならない大変な時期です

『春』は『肝』が破れる季節

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『肝』がフル活動しなければいけない『春』

自律神経を介して、

体の隅々に物を運んだり、

体質を変えなければいけません

 

どうです

とても大変だとは思いませんか

もし、『肝』が春の仕事でいっぱいいっぱいになってしまったらどうなるでしょうか?

自律神経や心が乱れる事になります

その結果、人体で何が起こるのか

『肝』は『怒り』の臓とも言います

もうお分かりですね

 

怒りが爆発するのです

 

この季節特有の怒りの爆発を、東洋医学では、

『春は肝が破れる』

と言います

不調とか、壊れるではなくて『破れる』です

とても過ごしやすい素敵な季節に不釣り合いは表現ですよね

『肝』をいたわってあげる

『春眠暁(あかつき)を覚えず』

春は眠くて眠くてしかたがない

それは、

まさに『自律神経』をつかさどる『肝』がフル活動してる証拠です

眠いは『副交感神経優位』

つまり、『怒り』の真逆の状態です

きっと『肝』がスムーズに体を変化させていることでしょう

 

東洋医学は、

『春』は怒って当たり前の季節と考えています

ですので、

怒らないようにしよう!

と我慢するのでなく、

『怒る必要がないように体をいたわってあげよう』

が正解になります

 

それがひいては、やって来るであろう

『湿気と暑さの夏』

これを乗り切る体に、スムーズに変化出来る助けになります

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

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