手が届かない症状でも鍼治療が役に立つ理由

治療施術

それでもできる事はあります

それを考え抜くことが私の使命です

今までの学習と経験

それを信じています

鍼灸治療の一般的な効能

東洋医学的な『気血水』の調整

体質改善

コリや固まった筋肉の緊張緩和

鍼が最も得意とする分野です

東洋医学と鍼

鍼治療

皆さん、どんなイメージを持っているでしょうか?

こった肩に鍼を刺す

目の疲れでこめかみに鍼を打つ

そんなイメージでしょうか

確かにそういう側面もあります

でも、手が届かない事でも、患者さんのために全力で出来る事があるのです

腰の激痛

ある男性が片足を引きずりながら来院してきました

姿勢によって、激痛で動けない

理由は重たい物を無理に持ち上げたとの事

俗にいう『ぎっくり腰』と思う

筋肉や筋膜、もしくは腰を支える靭帯にキズが出来る

キズのある筋肉に力が入ったときに激痛が生じる

当院でもよく見る症状です

腰椎圧迫骨折

痛みを緩和させる治療を行いましたが、腰をひねる負荷がかかると相当な激痛です

私は整形外科での検査を勧めました

そして、整形外科で診断がつきました

『腰椎圧迫骨折』

まさかの骨折です

本人もかなりショックを受けています

骨折で鍼灸院で出来る事はあるのか?

骨折に鍼治療?

骨折の場所に鍼を打つの?

そんなことはしません

では何が出来るのでしょうか?

骨折時の家での過ごし方はまずは

『安静』

ただし、炎症や腫れがひいているならば積極的に体を動かす事も大事です

では、実際にヴィヴィール鍼灸院で出来る事は

  1. 全身の血液の流れを促して、壊れた細胞等の成分を洗い流す。同時に新しい細胞の材料を送る環境を作る。
  2. 痛みを感じる部分に強い鍼を打って響かせる。この鍼麻酔の効果で痛みを大幅に減らす
  3. 骨折した場所の負担をほかの筋肉等で受け止める体を作る。また、それらの筋肉の疲労を取る。
  4. 骨折部位の動きをサポート出来るように周りの関節の柔らかさを作る
  5. 食べた栄養が細胞の材料になります。内臓の働きを活性化させて栄養吸収の状態をよくします。
  6. 炎症がなく、回復の時期になったら、細胞がが増えるスピードを上げるように体温を上げて基礎代謝を高めます。
  7. 酸素がたくさん体に取り込めるように呼吸を深く出来る姿勢を作る

鍼灸院に出来る事は意外に多いのです

毎日続けての治療

彼は毎日施術に訪れました

心臓から一番遠い足首を柔らかく

脳のリラックスを考えて首、顎の筋肉を柔らかく

痛みが一番強いところに響く鍼で麻酔効果を

股関節、肩甲骨周辺を柔らかくして手足の血液の流れを高めて全身の血液循環を高める

同時に腰のクッションを股関節や胸椎で受け止めるように

彼は日に日に元気になっていきました

骨折が判明してからの方が直りが早い

彼は順調に元気になっていきました

たったの2週間でなんでもできるようになりました

最初はズボンの脱ぎ着、靴下を履くなど不可能な状態でした

今となってはそれらの動きは痛いながらも出来るようになりました

いつも思うのですが、診断がついてスタートを切ると治るスピードが加速します

私は意識がしっかりと状況を把握すると、体の治すシステムが活性化されるのでは?

と感じています

良くなってから散歩の頻度も増やして踵の骨を刺激して骨の定着を促してます

全治には程遠い時間なのに

2週間ですっかり良くなってしまった

骨折が定着するまで最低でも3か月、年配者なら半年は看る必要がある

しかし、彼は普通に生活が出来るまでに復活していました

彼は笑顔と感謝の言葉、同時に骨折に鍼灸が効いたという事実に驚いていました

私は、

 

「それでもできる事はあります

それを考え抜くことが私の使命です

今までの学習と経験

それを信じています。」

 

骨が定着するまで本来6ヵ月

しかし、これだけの早い回復

私もまた大きな経験を得る事が出来ました

これもまた次回に生かします

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

「このストーリーはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」

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