一生『こころ』に残る作品とは

子育て

作らなければ良かった・・・・

 

それは違う

だってパパの『こころ』には一生残る最高の雪だるまになったよ

約束する

一生忘れないよ

スキー場にて

私たち家族は3月末にスキーへとやってきました

出発の日、都内は桜がもう5分咲きでした

今年の春はとても早くやって来ましたね

スキー場の雪は大丈夫なのか?

最高の天気と共に

スキー場は雲一つない最高の天気でした

いや、暑すぎる

見てのとおりです

山肌はもう完全に見えてます

ゲレンデには雪がなぜ残っているのでしょうか?

とても不思議に感じました

かわいい『幸せの雪だるま』たち

私が滑り疲れて休もうと娘に提案

ちょっと不服そうでしたがしぶしぶ聞いてくれました

ロッジの室内は暑いので屋根付きの外のベンチで休んでいました

すると

2人の子供たちがゲレンデで雪遊び中

娘もそれに合流します

3人で楽しそうに遊んでいます

ロッジの入り口に手のひらサイズの『雪だるま』がおいてありました

それを見たからでしょうか?

みんなで手のひらサイズの『雪だるま』を作り始めました

それを外に並べようとしました

しかし、日差しはとても強いです

3人はベランダの日陰に3つのかわいい『雪だるま』をきれいに並べました

みんなとても満足そうな良い笑顔です

強い日差しから守るために

みんなと別れて娘がベンチに帰ってきました

最初の1つと合わせて4つの『雪だるま』が並んでいます

すると、この短い時間でも日差しで最初からあった、

日なたの『雪だるま』がみるみる溶けていきます

ついには傾いてかろうじてフェンスに引っ掛かって斜めになって耐えています

その様子を心配そうに娘が見ていました

娘はまたゲレンデの雪のもとへと行きます

雪を両手いっぱいに抱えて

そして

4人の『雪だるまたち』の周りに雪を降らせました

「雪で涼しくなったからこれで大丈夫!」

突然の悲しい出来事

娘と一緒に4体のかわいい『雪だるま』を見ていました

すると、小さな女の子が歩いてきて『雪だるま』たちの前に立ちます

じっと見ています

無表情でじっと『雪だるま』を見ています

そして

その無表情のまま、右足を持ち上げると、娘の作った真ん中の『雪だるま』を踏みつぶしました

そしてそのまま表情を変えずに何事もなかったのかの如く歩いて行ってしまいました

私は娘の顔を見ました

狐につままれたとはこの事でしょう

何が起こったのかさっぱりわからずに呆然としています

そして

意味が分かったのか

大粒の涙をためた目から涙がこぼれ落ちました

「どうして?

どうして、踏むかな?

どうして、こんな事するのかな?

目の前でするかな?

どうしてかな?

どうして?」

頭でまとまらずに、気持ちだけが前に出た言葉が口から出ます

そして、最後にこう言いました

 

「こんな気持ちになるなら・・・・

作らなければ良かった・・・・」

 

『幸せの雪だるま』は『こころ』に残る作品に

私はその言葉がとても驚きました

と同時に、それだけの想いがあの『雪だるま』にあった事実を知ることが出来ました

その瞬間

あの『雪だるま』は単なる娘のお遊びの1つではなくなりました

娘の『こころ』が通った、

想いがつまった作品『幸せの雪だるま』になりました

私は娘にこう伝えました

 

「それは違う

だってパパの『こころ』には一生残る最高の雪だるまになったよ

約束する

一生忘れないよ」

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

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