挑戦者たちの苦悩と喜びへの道

舞台

世界の大偉業の大半は

もはやこれで絶望かと思われた時にも

なお仕事をやり遂げた人々の手によって成し遂げられた

デール・カーネギー(アメリカの作家 / 1888~1955)

習い事を、していらっしゃいますか?

皆さんは何か『習い事』をしていらっしゃいますか?

ご自身が新たな事を習得する

成長を感じる最高の瞬間ですよね

それを大いに喜んで道を歩むのもとても素敵です

と同時に、人に披露することも、その『習い事』の一部なものもあります

いわゆる『芸術』という分野がまさにそれでしょうか

そんな方々の頑張りに感動したお話を今日はお伝えします

ピアノ発表会を楽しみにして

娘がピアノを習い始めてはや1年6か月を過ぎました

発表会も経験し、とてもピアノを好きになっていました

また発表会の機会を!

と思ってました

ところが先生の都合で1年先までなし

娘もガッカリです

そんな中、先生が提案してくださいました

『ピアノ検定を受けましょう』

ピアノ検定に向けて

「ピアノ検定?」

検定で頭に浮かんだのは『水泳検定』です

水泳の習熟度を確認して級をあたえる

日本の多くのスイミングスクールが導入している方法です

なるほど

ピアノも同じように技術習得度でレベルに絶対評価を与える

そんなイメージを持っていました

娘は課題曲をもらって一生懸命練習する日々が始まりました

曲を完成させる難しさ

娘の練習の日々はとても大変でした

検定である以上、そこには正解があると私は考えていました

先生の指導も『曲の正しい理解』がもとにあるのでとても的確です

ピアノ演奏のレベルは明らかに日々上達しました

楽譜の書き込みも日々増えていきます

ただ、娘は『自由』に自分の音楽の奏でる事がとても好きでした

『正しさ』よりも『気持ち』を優先するピアノを楽しんでいました

日々それを聴いていた私の耳には大きな違和感を感じていました

それは

『楽譜の正しさ』で演奏すると反比例して『演奏者の気持ち』がボヤけてしまう

せっかくの良さが消えてしまっている

そう思いました

ちなみに課題曲の練習が終わると娘は『はっちゃけた』曲を激しく弾きます

ストレス発散と言ってました

ピティナ・ピアノステップ

ステップトップ|ピティナ・ピアノステップ
日本全国で開催、アドバイスつきの公開ステージ
ピティナ・ピアノステップURL参照

とうとう検定の日を迎えました

娘は審査員へのメッセージはこう書きました

ピアノれき1年8か月です。

毎日、たのしくピアノをひいています。

きいてる人も楽しくなってほしいです。

どうすればよいですか?

娘の順番は2番目でした

課題曲を2曲弾きました

もちろんブラッシュアップする点は数限りなくあると思いました

ですが、『検定』としての習熟度は十分達せられるものと私は思いました

無事に終わってひと安心でした

そして、これから先の『検定』を受けるメンバーを見ると

普通に大人がいるのですけど

自分に挑戦する場であった

水泳検定と同じように考えていた私はとても混乱しました

音大ピアノ科の修了者

プロの演奏家

お教室の先生

もう『検定』というくくりを超えた人たちが審査員と聴衆に向けてピアノを演奏しました

この方々の習熟度に何か問題があるのでしょうか?

楽譜を弾き切るという事は技術的に、

すでに当たり前の方々です

 

ではなぜ?

 

そう、彼らは自分の演奏の足りないピースを必死に探していたのです

私はこの『ピティナ・ピアノステップ』で音楽の本質の一部知ることが出来ました

それは

  1. 自分のイメージを正確に表現するための技術
  2. 自分の心の『想い』を聴衆に伝える方法
  3. 自分の演奏で聴衆の心にどういう『想い』を生み出せるか

彼らの情熱とエネルギーはとてつもない物でした

技術だけでは埋められない『自分の求めるピアノ』に、

大きく苦悩してもがいていることがわかりました

まさに

音楽への挑戦

自分への挑戦

その強い『想い』に身が焦がされる思いでした

私はその時『道は開ける』で有名な『デール・カーネギー』の言葉が頭に浮かびました

 

「世界の大偉業の大半は

もはやこれで絶望かと思われた時にも

なお仕事をやり遂げた人々の手によって

成し遂げられた。」

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

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