仕事としての鍼灸師

鍼灸師とは

勤務鍼灸師を続けるか

独立開業を目指すか

人生の大きな分岐点です

『鍼灸師』を目指すあなたへ

私は鍼灸師の家に生まれて10歳から鍼灸院で仕事の手伝いをしてきました

そして、はや40年以上が過ぎました

その間に多くの患者さん、多くの鍼灸師の先生たちを見てきました

私の目線の中で『鍼灸師』とは何か?

いろいろと多くの発見や経験がありました

その『ヒトコト』をお伝えしたします

仕事としての鍼灸師

『仕事』とは何でしょうか?

大きく分けて『積極的な理由』と『消極的な理由』があります

  1. 消極的な理由
    • 生活のためのお金が必要だから
  2. 積極的な理由
    • 仕事を通して自分の能力を伸ばしたいから
    • 社会参加して社会貢献したいから
    • 仕事を通して人間関係を広げたいから
    • 相手からの感謝の気持ちがうれしいから

悲しいことに階層(ヒエラルキー)的には、

『生きていくため』という消極的理由が最初にきます

これが満ち足りて初めて『積極的』な理由へと移行していきます

子供たちの将来なりたい職業で、

『医師』が上位に来るのもうなずけます

上記のすべてを十分に満たしてくれる素晴らしい職業です

勤務としての鍼灸師

鍼灸師は『国家資格』を持った職業になります

ですので、求人を探して就職することは、

資格が全くない職種に比べれば有利です

そして求人から鍼灸院を選ぶということは、

『勤務』という形になります

勤務ですので『自由』に施術を選択することは難しいです

やはり、それぞれの鍼灸院の方針、

そこに通ってくる患者さんのニーズや特色も無視できません

 

もちろん免許習得後にすぐに『独立開業』も可能です

しかし、すでに街を見渡すと、

たくさんの鍼灸治療院を目にすると思います

免許取得後に経験も実績もなく、

多くの同業治療院と肩を並べて、

安定した仕事を続ける事はとても困難です

鍼灸院を独立開業

経験と実績を十分に積む『修業時代』が、

はやり鍼灸師には必要です

院長や先輩たちが持つ技術や患者さんとの信頼関係の構築の仕方

毎日が学びでいっぱいになることでしょう

そうして、いつかは自分で判断して施術を行える立派な『先生』になります

経験と実績、それと最も大事な、

『自信』が身についていることでしょう

ここで人生の選択にぶつかります

  1. 勤務鍼灸師として責任を持って続ける
  2. 鍼灸院を独立開業する

どちらを選択してもそれはその人の人生です

全く問題ありません

ですが、多くの『先生』方を見て来た経験からの感想です

 

『勤務、独立を悩む状態が心の奥底にあることは

治療の質に良い影響を与えません』

 

勤務しながら独立が頭にちらつくようでしたら、

それは独立開業のタイミングです

 

ただ、開業してもやはり経営より、

純粋な治療がしたかったんだ』

と思って勤務鍼灸師に戻る人も少なくありません

これも人生の選択としては素晴らしいと思います

勤務か独立開業かの『まとめ』

仕事の形態としては

『勤務』

『独立開業』

この二つに大きく分けられると思います

もちろんどちらが優れているわけでもありません

あなたがした選択が正解であり、

新たなステップを踏み出したいと思ったらそれを止めるものは何もありません

大事な事は

 

たった一度きりの人生です

自分の心が望むことに選び、

充実した人生を過ごすことがとても大事

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

今後も自分が鍼灸に、

40年以上かかわって得た知見を

皆様にご報告できればと思っております

今後ともよろしくお願いします

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