望まないで始まった学びが今のあなたを作る事も

笑い

ユー シブヤステーション?

ユーノーハチコー

ウエイトハチコー!

新しい事を学ぶチャンス

皆さんは新しい『学び』に挑戦していますか?

今は何かを学ぼうと思うとインターネットでなんでも知ることが出来ます

本当に素晴らしい時代が来ました

私もこの時代に生まれていればもっと楽に学べたのかも

いや、逆に追い詰められたことが良かったのかも

そんなお話を皆様へ

中学生で家業の手伝い

私の父は渋谷に鍼灸院を開業していました

その関係か、夏休みや冬休みは父の職場の手伝いに駆り出されていました

もちろん治療に携わることは出来ません

出来る事と言えば

  1. 大量の『洗濯物』を洗ったりたたんだり
  2. 患者さんの施術が終わったベッドのベッドメイク
  3. 治療室の清掃
  4. 場合によっては受付業務

雑用全般ですね

今ではとても懐かしい思い出です

道玄坂鍼灸院

当時、父の鍼灸院は道玄坂の中間地点、

ちょうど道玄坂上交番の手前の雑居ビルの3階でした

東急マークシティはもちろんありません

ですが、ありがたいことに、本当に多くの方々がいらっしゃってくださってました

その中には、『外国人』の方々もいらっしゃってました

英語が必要な鍼灸治療院

日本語がしゃべれないで鍼治療を受ける

ずいぶん勇気がある方です

そう思いませんか?

実は、初期のころは紹介者が日本人

その方と一緒に来るケースが多かったです

ところが、その外国の方から他の外国の友人知人を紹介

こういった流れですと、最初の紹介して下さった日本人は全く面識がない

つまり、通訳をしてくれる方が一緒ではない

そうなってしまうのです

 

治療院の先生方も頑張ってました

英語の先生を治療院に呼んでの出張レッスンを終業後に行った事もありました

突然の英語の電話

ある冬の寒い日の事です

いつものように中学生の私は雑用の仕事をしてました

すると、受付が少しパニックになってます

何があったのか

受付が受話器の話し口を手で押さえながら、

こう言いました

「誰か英語しゃべれますか!?」

どこからも手が上がりません

患者さんも含めてというところが、

昔のアットホームな治療院を感じます

当時は患者さんが通訳で助けてくれる

という事も日常茶飯事でした

 

この時は父が不在でした

責任者と言える人がいない状態です

ここで、視線が中学生の私に集中します

 

えっ、ぼくっすか?

 

仕方なく電話を取ります

電話は身振り手振りが使えません

言葉だけが頼りです

 

相手の言葉に全集中です

 

トゥデー、アポイトメント、シブヤ

 

そんな言葉だけが聞こえました

私は

「ユー シブヤ ステーション?」

「YES」

「ユーノーハチコー?」

「・・・・・YES」

「ウエイトハチコー!」

「YES」

私は急いで渋谷駅に向かうことにしました

真冬に半袖でお迎えに

しかし、私はその方と面識がありません

どうやって見つければ

 

そうだ!白衣で行けば気づいてもらえる

 

半袖の白衣のまま外に飛び出しました

寒い冬でした

小雨がパラついていました

ハチ公のもとへと急ぎます

そこで辺りをうかがっている外国人男性がいます

私が声をかけると

笑顔で挨拶してくれました

私の冷えた指先は、感覚がなくなってましたけど

後日談

外国人の方に喜んでもらえてとてもうれしかったです

そして

その日を境に大きな変化がおきました

 

英語の電話が来たら『ゆっぱ先生』にまかせろ!

 

中学生に『先生』とはいかがなものでしょう

その後は英語の電話にいつもビクビクしながら、

雑用をしていたのを覚えています

その後、何度、緊張した電話をしたことか

 

その経験は今ではもちろん生きています

英語で自信を持って施術出来るようになったのは、

ここからの経験があったからです

ですが、そのために英語の成績が全くダメだったのも事実です

そのお話はまた後日お伝えします

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

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