善意の行動は誰のため?~周囲の幸せと自分の幸せを得るためのヒント~

子育て

真の善意の行動は、自己犠牲ではありません

自分の魂が想う自己実現の一部なのです

マハトマ・ガンジー

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善意の行動と真の幸福

電車で席を譲る

迷っている人に道を教える

重い荷物を手伝う

困っている人を助ける

私たちは日常でよくこうした善意の行動をします

相手からの感謝の言葉や喜びの表情を受け取り、心が温かくなります

 

しかし、時にその善意の行動が自己犠牲になっていると感じたことはありませんか?

 

善意で他人を幸せにする一方で、

自分自身の幸福度が犠牲になってると感じる事はありませんか?

 

バランスが大切ではないでしょうか

そんなバランスを考える機会を娘との出来事を通じて得ました

道路に放置されていたショッピングカートに対する私の行動に、

娘はどのような気持ちを抱いたのか

そのエピソードを皆さんにお伝えしたいと思います

 

私たちは、自己犠牲ではなく、善意の行動を通じて周囲の人々と自分自身を幸せにするいくことが大切です

私たちの善意が世界をより温かくし、自己犠牲や自己満足感ではなく本当の幸せを追求するにはどうすれば良いのでしょうか?

娘との出来事を通じて得た気づきや考えを共有し、

皆さんと一緒に善意の行動と幸福なバランスを模索していきます

娘とともに見つけた孤独なカート

週末の朝、昨日まで続いた雨が上がり、爽やかな空気が広がっていました

私は8歳の娘と共に自宅のマンションを出発し、駅に向かうために歩いていました

道路にはまだ昨日の雨の名残が水たまりとなって残っています

私たちはいつもの道をいつものように手をつないで進んでいきました

 

そんな中、突然、予想外の光景が目に飛び込んできました

駅前のスーパーから離れた場所に放置されているショッピングカートとかごです

雨に濡れ、孤独な姿をさらしています

本来はお店の中に戻されるべきカートなのに、どうしてここに来てしまったのでしょうか

 

駅へ向かう人々はそのカートに目もくれず通り過ぎていきます

しかし、私の娘だけはそのカートをじっと見つめていました

普段なら私も通り過ぎてしまうでしょう

しかし、なぜか無意識のうちに私の手はカートのハンドルに伸び、押し始めていました

娘がその様子を見ている視線を感じながら

善意の果ての意外な言葉

私は娘の手を握りしめ、放置されたカートを押して駅へと向かいました

途中で娘がハンドルを握り、一人で押し始めました

車輪が道路を転がる音が場違いに大きく響きます

周囲の人々の視線が私たちに注がれました

なんとなく恥ずかしい気持ちがします

ですが、娘が元気にカートを押す姿に勇気をもらいました

 

そして、私たちはスーパーに到着しました

そのままカート置き場とも思ったのですが、雨に濡れて汚れているカートです

私たちはカートと一緒に店内に入って店員を探しました

一人の女性店員と目が合い、カートの状況を伝えました

店員さんは驚いた表情を浮かべ、娘に感謝の言葉をかけてくれました

 

私たちはショッピングカートと別れ、駅への道をすすみました

娘はうれしそうな笑顔を浮かべています

 

「いいことをしたね。でも、いつもしなきゃいけないってことじゃないんだよ。」

私から出た意外な言葉

娘はとても不思議そうな目で私を見上げました

善意の果てに気づいたこととは

娘はとても世話好きな性格です

学校でも他の児童のお手伝いを買って出るほどです

 

私は娘に話しかけました

「他の人たちはみんな無視してたよね。」

娘は怪訝そうな表情を浮かべます

「どうしてカートを押したのか。今日、パパがたまたまそうしたかった気分だったんだよ」

私は続けます

「良いことをいつもしなきゃって思うでしょう?」

娘はうなずきます

「でも、良いことをするために自分が大変な思いをする必要はないんだよ。自分がしたいなーって思ったらすればいいんだよ。そうじゃない時は、しなくてもいいんだよ」

私の説明に娘は深く考え込んでいました

 

「今日もパパがそんな気分だからやっただけ。いつもするわけじゃないよ。だから、自分がしたいなーって思った時だけすればいいんだよ。」

娘は私の言葉に納得したように微笑みました

「でも・・・・お姉さんがすっごく喜んでくれたのを見た時はうれしかった。人がうれしくて、自分もうれしいってすっごく良いよね。」

娘は笑顔でこう言いました

 

そして娘は私にこう聞いてきました

「でもパパっていつも電車で席を譲ったり、道案内をしたり、お手伝いしてるじゃん。いつもしたいからなの?」

 

「そうだよ!いつだっていいことしたいよ!だって・・・・娘の前でかっこつけたいじゃない!」

私は誇らしげに胸を張って答えました

 

娘はそれを聞いて大笑いしました

昨日の雨の名残でしょうか、木々の葉が水滴をたたえてキラキラと輝いています

今日も素敵な日になりそうです

真の善意の行動は、自己犠牲ではありません

じぶんの魂が想う自己実現の一部なのです

マハトマ・ガンジー

まとめ

善意の行動は、周りの人々を幸せにし、自分自身も喜びを感じることができます

しかし、自己犠牲になる必要はありません

善意の行動は自分が本当にしたいと思った時に行うことが大切です

他人の感謝や喜びは嬉しいものですが、それが目的ではなく、

自分自身の幸福を追求する手段として考えることが重要ではないでしょうか

善意の果てに気づくことで、私たちは自己肯定感を高め、本当の幸せを見つけることができるのです

善意を持ちながらも、自分自身の心の声に耳を傾け、バランスを保つことが素晴らしい人生につながります

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

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