愛犬との関係はそれぞれ違ってそれで良い

犬との生活

犬は決してあきらめない存在であり

彼らが私たちに与えてくれる愛は

何事にも代えがたいものです

バスケットボール指導者 ジョン・ウッデン

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『愛犬ジョニとの日々が私に与えてくれたもの』はこちらです

⇒第1回 運命の歯車が回った瞬間

⇒第3回 

ペットと過ごす至福の時間

皆さんの中にはペットとの暮らしを楽しんでる方もいらっしゃる事でしょう

ペットとの日々は、いろいろな事が起こりますよね

楽しい事も、

静かな時も、

困った事も、

怒った事も、

たとえ、どんなことが起こっても

それは家族の『こころ』からの笑顔につながります

偶然の出会いからの奇跡が生んでくれた幸せです

子犬たちの別れの朝

ジョニが実家(?)を去る日が来ました

ジョニをクレートという犬の寝床兼キャリーに入れました

子犬の兄弟たちは、これも遊びの一種と勘違いしているみたいです

群れの仲間がこれからいなくなるなど、

つゆ知らない様子にチクリと『こころ』が痛みます

 

実は、ブリーダーオーナーさんには2人のお子さんがいました

下の6歳のお嬢さんは、最後の夜にジョニと共にベットに潜りこんでいました

ジョニを抱きしめて、

耳元で、

「パパは厳しそうだけどね、ママがきっと優しいよ。大丈夫だよ。」

そう囁いたそうです

新しい家、新しい家族

帰りの道はとても混んでいました

普通なら20分の距離を1時間以上かけて家に着いたことを覚えています

 

私たちは新しい家族を思い、いろいろなものを用意していました

その中には、ぬいぐるみやおもちゃ、ボールもありました

ジョニは、新しいおもちゃに興味津々でかんだり引きずったり

とても楽しそうに一人遊びをしていました

 

ひとしきり遊んで飽きたのでしょうか

こちらにやってきて私たちを見上げます

じっとこちらを見ます

 

今なら、この写真を見てジョニの気持ちが良く分かります

運命とはいえ、生まれて間もない子犬にはあまりに過酷です

よい子に育てるためという言い訳

私にとっては初めての犬

ジャックラッセルテリアは飼育がとても難しい犬と紹介されています

 

ジョニを迎える前にも公園でたくさんの犬たちを観察しました

その犬の気質なのか、しつけが十分でないのか、飼い主の問題なのか、

コントロール出来てない犬も数多く見ました

 

『犬を制御する』

  1. 統制を取る
    • 自由に行動させすぎると、犬が飼い主に対して優位に立とうとする
    • 家の中で好き勝手をさせてはいけない
    • 散歩は飼い主に犬を従わせる。犬が好き勝手することは許さない
    • 時と場合でなく一貫性を持って接する
  2. 明確な指示を出す
    • 犬に明確な指示を出し従わせる
    • 座れ、待て、伏せなどは行動よりも飼い主の指示に従っている事実の方が重要
  3. 場所の区別をつける
    • 人間と同じ部屋で寝る事を許可しない
    • ベッドやソファーなどに勝手に乗らせない
    • 食べ物は犬用の場所だけに限定する
    • 一緒に寝るなどもってのほか

どのしつけ本でも当たり前のように書かれています

これを守らなければ他人に迷惑をかける』

そんな呪縛にとらわれていました

 

愛する家族を迎えたはずなのに

まるでボタンを掛け違えたように

 

犬を知らない

しつけを知らない

そう、未知であることが怖かったのです

その怖さをなくす方法が

『厳しい規律で相手を支配する』

『こころ』の奥底の無意識にそんな気持ちが横たわっていました

鼻水・せき・お熱

ジョニはウソみたいに賢い犬でした

エサで釣らなくても、

お座りや伏せなど、

あっという間に覚えていきました

 

指示に従う

ひいては主従関係を明確にする

このルールの実現出来る確信はつきました

 

ただ、

サークル、クレート等の犬用プライベートスペースは、

全然気に入ってくれませんでした

夜にサークルの扉のカギを閉めるとキュンキュン鳴いていました

 

しつけ本では、

『自分だけの居場所を持てると犬は安心できます。

そこで休んでる時は、飼い主も犬を尊重して命令はしないでください。』

プライベートスペースで安心できる場所のはず

困惑します

 

そんなある日の事、

ジョニは風邪をひきました

後にも先にも風邪をひいたのはこの一回だけ

鼻水がひどい

犬は鼻呼吸なので、息がとても苦しそう

せきもひどいです

熱もありそうです

体もグッタリしてます

 

夜の就寝時間になりました

妻と二人、とても心配です

クレートにジョニたった一人にさせて大丈夫なのかと不安です

 

結局、タオルケットにくるんでベッドで一緒に寝る事にしました

ジョニもみんなと一緒で安心しているのか、すやすやと眠りにつきました

その日から風邪が治るまで、一緒にベッドで休みました

犬には言葉は通じない

風邪もすっかり良くなって、元気なジョニに戻りました

いつもの生活に戻そう

そう思っていました

 

ところが、

夜にサークルでの就寝を断固拒否するようになってしまったのです

しつけ本にも書いてあります

犬は『一貫性』が大事

「風邪は特別だからベッドOKだったんだよ」

こう説明したくても

愛犬には言葉は通じません

一貫性を崩したのは飼い主側です

ジョニに罪はありません

その日を境に、ジョニはベッドで一緒に寝るようになってしまいました

『信頼と愛情』があってこそのしつけ

しつけでは絶対ダメと言われていた一緒のベッド

結果として『ゆっぱ家』では問題になったでしょうか?

全く問題になりませんでした

ジョニは自分の我を通して群れのリーダーになる気はありませんでした

 

でも、ベッドで一緒に眠るようになって、

確かにジョニは少し変わりました

それは、

 

『我慢ばかりしていたジョニが、自分の気持ちを雄弁に伝えるようになりました』

 

でも、

これって、

私たち家族にとってはむしろプラスの変化です

 

実の親兄弟から切り離されたジョニ

彼が私たちの家族に一歩近づいた瞬間でした

いつでも家族と一緒にいたいと思うジョニ

彼の『愛』の深さに私は負けてしまいました

いえ、負けて本当に良かったです

 

犬は決してあきらめない存在であり

彼らが私たちに与えてくれる愛は

何事にも代えがたいものです

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

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