仕事を楽しくする単純なたった一つの方法

ビジネス

仕事って1日で一番時間を使ってるんだぜ

なんでもいいから

自分が笑顔になる方法を考えろよ

イヤでも楽しくなるぜ

仕事は楽しいですか?

仕事は楽しいですか?

それ以上にやりたいことがあるから微妙

そんな答えが大多数でしょうか

たとえ仕事が楽しくても、だれだってそれ以上に楽しいことがあります

仕事は生活のためって割り切ってませんか?

ちょっとそれはもったいないかもしれません

憂鬱な月曜日

月曜は眠い

アパレルの販売員をしているユウはダルそうだ

週末のリズムから平日のリズムに戻すのが少しつらい

販売員の仕事をしてるので、これから接客をしなければと気持ちを入れ替える

この時期にノルマクリアしてると楽なんだけどな

仕事の成績が頭によぎると嫌な気持ちになった

成績が気になる

売り上げが見込める担当顧客は春夏の新作時期とセールの時

繁忙期から外れれば

店頭に出ての接客からの販売はキツイ

売り上げを上げるのは、良いお客にたまたま巡り合えるか

要は運だ

ユウは気持ちは上げようと努める

が、熱心にやった結果

「また来ます。」

こう言われるのが続くと、正直心が折れそうになる

いつも笑顔のアキラ先輩

アキラ先輩が鼻歌交じりで店内を颯爽と駆けぬけていく

顧客をしっかりと抱えているアキラ先輩はノルマの心配はない

だったら鼻歌も出るよな、と、ユウは思う

新規女性客2人が店にいらっしゃった

アキラ先輩がユウにアイコンタクトを送る

ユウは軽くうなずいて2人組の近くへと向かう

2人客の対処

早速につかず離れずの距離へ

直接には目線送らない

最近はその距離もかなり遠くでないといけないので大変だ

1人が商品に手を取る、そして、そのお客様が周囲をルックアップ

スタッフを探しているのがわかる

ユウが近くに行くと目が合う

「その新作いいですよね

ミドリでも同じような色感ってなかなかないですよね。」

接客も今の時代は大きく変わった

売りつけるのはご法度

今回、彼女は興味をもってくれたようだ

良い笑顔が見えている

感触的には買っていただける予感がする

晴れのちくもり

あとは背中を押す一言か、沈黙で決断を待つか

ところが雲行きが悪くなる

一緒の友人がそろそろお昼の店に行こうと催促する

お客様の気持ちが友人に引っ張られるのがわかる

ここまで来てダメか

そう思った瞬間にアキラ先輩が来た

『ヘイ ガーイズ!』

いつもの口元を大きく引き上げた笑顔だ

「そういえばお昼時ですよね

どこの店に行くんですか?」

その友人に話しかける

それをきっかけに楽しそうに会話の花を咲かせていく

ユウも接客よりもアキラ先輩が気になるぐらいだった

するとそれに背中を押されたのか、彼女は手に取った商品を買うことを決めた

その間もアキラ先輩はその友人と楽しそうに話している

今回は徒労に終わらずに自分の成績を上げる事が出来た

1日で一番長い時間を過ごす

「さっきはありがとうございました。

助かりました。」

アキラ先輩は口元を大きく引き上げるアキラスマイルでこたえる

ユウはすまなそうに口を開く

「でも・・・

自分は成績つきましたけど、アキラ先輩に申し訳ないです

実質、先輩の仕事でしたよね。」

「気にすんなって

だって、あの商品、お客さん気に入ってたじゃん

だったら買ってもらいたいっしょ

お客さんがハッピーになればまた来るよ

その時はオレに担当譲ってくれればチャラな!」

ユウはアキラ先輩の明るさと余裕が本当にうらやましく感じた

 

ユウは色々と今あるツライ思いを素直にアキラ先輩に伝えた

アキラは親身にその話をうなずきながら聞いた

アキラはユウの目を見て答えた

 

「仕事って1日で一番時間を使ってるんだぜ

なんでもいいから

自分が笑顔になる方法を考えろよ

イヤでも楽しくなるぜ。」

 

最後までお読みいただきありがとうございます

こころが変われば世界が変わる

人生のこの瞬間に感謝を

 

「このストーリーはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」

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